赤ちゃんの悩み：夜泣き

こんにちは！

今回は「夜泣き」に関して、どのようにケアしていくかを
よく質問されるフレーズを元に説明していきます。

1 ①夜機嫌が悪くて泣き止みません。
2 ②いつ頃から始まりますか？何が原因ですか？
3 ③夜泣きは、どう対応したらいいですか？
4 ◎まとめ

①夜機嫌が悪くて泣き止みません。

「夜ずっと泣いていて、何か問題がないか心配です。」
と相談されることがよくあります。

日中は機嫌がよく、しっかりと哺乳もできていたのに、
何が原因か分からないが、毎晩泣いており、何しても泣き止まない。
このような時は「夜泣き」が考えられます。

ただし、何時間もずっと泣いている場合は、何か異常があることもあるので、
気になる場合は病院へ受診しましょう。

②いつ頃から始まりますか？何が原因ですか？

生後３～４か月～１歳半くらいの子に見られます。
個人差がとてもあり、一度も夜泣きがない子もいれば、
２歳くらいまで夜泣きが続く子もいます。

原因ははっきりしていません。

喉の渇き、空腹、暑い・寒い、おむつの汚れ、不安や興奮など、
色々な原因が考えられますが、
ほとんど原因が分からないものです。

現在考えられている原因としては、

　　□不快感を感じている
　　□睡眠リズムの未熟さ
　　□脳の未熟さ

などが考えられます。

不快感を感じている：
喉の渇き、空腹、おむつの蒸れ、暑い・寒いなど、
様々なことで「不快感」を感じます。
夢を見てその影響で泣くこともあります。
また、夜の断乳や、卒乳を始めている子では、
そのことがストレスとなり、泣くこともあります。

睡眠リズムの未熟さ：
人間には、浅い眠りである「レム睡眠」と、深い眠りである「ノンレム睡眠」があり、
大人になるにつれて、ノンレム睡眠(深)の割合が増えてきます。
しかし、赤ちゃんは、
「レム睡眠(浅)」：「ノンレム睡眠(深)」＝１：１　くらいとなっていて、
レム睡眠(浅)が多い分、目が覚めやすくなってしまうので、
これが「夜泣き」の原因の一つともいわれています。

脳の未熟さ：
これは睡眠のリズムとも関連しますが、
赤ちゃんは起きている時に、脳にたくさんの刺激を受けます。
その情報を整理するために、脳を活動させる必要があり、睡眠が浅くなります。
つまり、脳が活動している状態のレム睡眠(浅)が長くなります。
大人よりも脳は未熟なので、その分脳はフル活動しなければなりません。

③夜泣きは、どう対応したらいいですか？

夜泣きがいつまで続くか、何をしたら改善するか、などは
はっきりしたことが分かりませんが、
まずは、赤ちゃんの生活リズムや、環境を出来る限り整えることが、
大切になってきます。

以下のことをしてあげましょう。

１．昼夜のリズムを付ける

人の体は、太陽光を浴びることで覚醒します。
赤ちゃんは、まだ体内時計が確立していないので、
朝はカーテンを開けて、太陽光を部屋に入れるようにしましょう。
夜は部屋を暗くしましょう。
こうすることで、徐々に睡眠のリズムが付いていきます。

２．日中の活動は積極的にし、昼寝はほどほどにする

日中しっかり活動することで、夜にぐっすり寝ることが出来ます。
昼寝をしすぎると、夜目が覚めてしまいますので、注意しましょう。
しかし、無理しすぎると、赤ちゃんの負担になるので、
出来る範囲で行いましょう。
日中の昼寝は、少し明るめの部屋で寝かせるのも、有効な方法です。

３．ルーティーンを作る

「お風呂→抱っこ→ベッド→子守唄」など
毎日同じことをして寝かせると、赤ちゃんも自然と、
寝る時間を覚えてきます。
その子に合う方法を見つけてみては！？

４．室内の湿度、温度に気を付ける

季節によって、冷房・暖房を調整しましょう。
夏：「26-28度」
冬：「20-22度」
といわれています。
また、暖房はとても乾燥するので、加湿器を使うことをお勧めします。
服の枚数でも、体温はだいぶ変わってきますので、
汗をかいていないかなど確認しながら、調整しましょう。

５．その他

　　□抱っこして、落ち着かせる
　　□おむつ交換をする
　　□無理に寝かしつけない
　　　（大人でも寝れないときはありますよね。そういう時は無理に寝かそうとせず、
　　　　少し遊ばせるのも有効な手段です。）
　　□タブレットを使う
　　　（今は子守唄や、落ち着く音などいろいろなものが配信されています。
　　　　一度使ってみるのもいいかもしれません。）

以上様々な方法を紹介しましたが、
すぐに「夜泣き」がなくなることは難しいので、
少しずつ試していってください。