「赤ちゃんの生理」をご存じ??
こんにちは!
今回は「赤ちゃんの生理」について、
よく聞かれるフレーズをもとに、詳しく説明していきます。
①生後数日で、生理のような出血が!?
出産という一大イベントの後に、
赤ちゃんの体では様々な症状が出現します。
その中でも、お母さんたちが心配するものに、
「新生児月経」があります。
いわゆる「赤ちゃんの生理」です。
これは、
生後3日~5日目あたりで見られることが多いです。
原因としては、母の女性ホルモンが関与します。
出産というイベントでは、
胎盤から大量の女性ホルモンが赤ちゃんに移行します。
その影響で、生理の時のように、
赤ちゃんの子宮内膜が分厚くなり、
出産後に母からの女性ホルモンがなくなると、
分厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち、出血します。
これは、大人の女性の生理と同じ現象です。
しかし、それ以降は、
女性ホルモンが多くなることはないので、
それ以降は症状は出ません。
②様子を見ていて大丈夫ですか?
問題ありません。
新生児月経は一時的なものなので、
それ自体で貧血になってしまうということはありません。
数日、ピンクっぽい血がおむつに付くことはありますが、
そのうちなくなります。
③注意することは??
新生児月経と間違われるものとして、
「新生児メレナ」があります。
これは、赤ちゃんの時に起こる消化管の出血であり、
オムツに血液が付くことで、気が付かれるものです。
「新生児月経」と「新生児メレナ」はどちらも、
オムツに血液が付着するので間違えやすくなります。
新生児メレナの原因としては、
ビタミンKが不足していることが多く、
ビタミンK不足により出血がしやすくなってしまいます。
基本的には、出生後は「ケイツーシロップ」などの、
ビタミンKのお薬を飲むことになっているので、
新生児メレナの発生率は減少しています。
また、「ミルクアレルギー」などによって、
消化管の粘膜が傷ついてしまい出血することもあります。
この場合は、他の症状として、
「体に発疹が出たり」「不機嫌になったり」と、
様々な症状が見られます。
このように、オムツに血が付いている場合ですと、
膣からの血の場合、肛門からの血の場合があり、
血の出所をはっきりさせる必要があります。
◎まとめ
「赤ちゃんの生理」は母の女性ホルモンの影響
新生児月経は重症化することはない
お尻から血が出ている可能性もあるので注意を!
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