赤ちゃんの悩み:おむつかぶれ

こんにちは!

今回は「おむつかぶれ」に関して、どのようにケアしていくかを
よく質問されるフレーズを元に説明していきます。

①おむつかぶれはどうすればいいですか?

おむつかぶれは、赤ちゃんのほぼ全員がなります。

原因としては、
おしっこやウンチが皮膚に触れていると刺激になり、
かぶれてしまいます。

特に長時間、濡れたままにしていると、かぶれやすいです。

ケアとしては、

  【よく拭く、よく洗う】

   まずは汚れに気が付いたら、すぐに拭いてあげましょう。
   お風呂できれいに石鹸で洗うのもいいですね。

  【よく乾かす】

   次に、むれないようにしっかりと拭いて、乾かします。
   この時も、なるべく柔らかいタオルや、コットンで拭きましょう。
   その後、軟膏などを塗りましょう。
   ※軟膏+パウダーは症状を悪化させることがあります。
    一緒に使うのは控えましょう。

②軟膏は何を使えばいいですか?

おしりかぶれの最も重要なことは、
軟膏の種類よりも、
しっかり「洗って、乾かす」の徹底をすることです。

軟膏は、基本的には、
「非ステロイド外用薬」を選びましょう。
(ステロイドは、赤ちゃんに影響を及ぼしやすいため。)

非ステロイド外用薬なら、市販されているもので十分効果を発揮します。

症状がひどい時は、病院に受診しましょう。
その時は、「ステロイド外用薬」が処方になるかもしれません。

私がおむつかぶれで処方しているものとしては、
「亜鉛化軟膏」があります。
ひどいものでも治ってしまうので、一度試してみてはどうでしょうか。

③おしりの穴付近がただれて、軟膏が上手く塗れない。

おしりかぶれのひどいお子さんですと、
皮膚がただれて、赤くなってしまい、
ただれた部位に軟膏を塗ろうとしても、軟膏が落ちてしまい塗れない、
といったことがよくあります。

この時は、以下のようにすることがとてもお勧めです。

  3cm×6cmの布を用意して、半分にたたみます。(3cm×3cmになる)
  次にそのたたんだ布の両面に軟膏を塗ります。
  それをお尻とお尻の間に挟みます。
  そうすると、布についた軟膏がおしりに密着してくれます。

困ったときは、一度試してみてください!

④予防はどのようにしますか?

清潔+乾燥

これにつきます。

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、
こまめに手入れしてあげましょう。

⑤おむつかぶれが、全然治りません。

おむつかぶれによく似たもので、
「カンジダ皮膚炎」があります。

これは、「非ステロイド外用薬」では治りません。
さらに、「ステロイド外用薬」で悪化してしまいます。

原因としては、
「カンジダ」というカビが繁殖してしまうことで起こります。

「カンジダ」は、自然界に普通に存在しており、特に湿った環境を好みます。
おむつはこの菌にとってとても繁殖しやすい環境なので、
注意しましょう。

おむつかぶれと似ていますが、
以下のポイントがあれば、カンジダ皮膚炎の可能性があります。

  □赤い、細かい斑点がたくさん見られる。
  □黄色く小さい、膿を持ったポツポツがある。

この場合は、専用の薬が必要となるので、
気になることがあれば早めに受診しましょう。

◎まとめ

よく洗い、よく拭き、よく乾燥させる!!

清潔、そして乾燥を徹底して、予防に努める。

カンジダ皮膚炎には注意。

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