6歳以上の嘔吐は受診するべき??

こんにちは!

今回は「6歳以上の嘔吐」で受診すべきかどうかについて、
診察の際によく聞かれるフレーズをもとに解説していきます。

①何が原因であることが多いですか?

嘔吐の原因で最も多いのは、
「感染症」です。

6歳以上のお子さんだと、いろんな人と触れ合うようになり、
ウイルスや、細菌と触れ合う機会が多くなります。

「虫垂炎(もう腸)」も嘔吐の原因として多いです。
しかし、これは「腹痛」や「発熱」が一緒に伴います。

以下のポイントに注意しましょう。

  □最初は、みぞおち付近が気持ち悪かったり、痛かったりしていた。
  □その後徐々に、お腹の右下に痛みが移動してきた。
  □痛みの強さに波はなく、ある一定の痛みがずっと続く。(特に右下腹部)

この時は、虫垂炎の可能性があるので、病院へ受診しましょう。

「虫垂炎」は、他の投稿で詳しく説明しているので、
参考にしてください。(こちらをクリック)

「頭痛」などを伴う嘔吐の場合は、
「片頭痛」「脳腫瘍」、などの可能性もあります。

「片頭痛」だと、
「頭の片側がズキンズキンする」というのが特徴です。

「脳腫瘍」だと、
「全体的にドーンとした痛みで、以前から嘔吐はあったが、
ここ最近嘔吐がひどくなってきている。」
といった、どんどん進行してくる場合に疑われます。

また、生殖器の病気によるものの可能性もあります。
「精巣捻転」「卵巣捻転」などです。

これは、急激にお腹の痛みが出現するとともに、
嘔吐などの症状もみられます。

ポイントとしては、
「まさにあの時、急に起こった。しかもずっと痛みが続く」
というように突然発症で、持続痛があります。

これは4-6時間以内に手術をしないと、
そこを温存できず、切除することになるかもしれません。

急激な痛みで、かつ持続するものは怖いので、早めに受診しましょう。

最後に、
「周期性嘔吐症」
といったものもみられます。

「月に1回は2-3日続く嘔吐を起こしている。これが数か月続く。」
この場合は、「周期性嘔吐症」の可能性があります。

基準としては、

  □半年に3回以上嘔吐が起きた。
  □嘔吐症状はとても強い。
  □毎回同じ症状がみられる。
   (腹痛、頭痛、眼振など症状は人それぞれ違います。)
  □病院でいろいろ調べても原因がはっきりしない。

などが挙げられます。
診断までに比較的時間がかかってしまうものではあります。

脱水症になりやすいので、気になることがあれば早めに受診しましょう。

②頭をぶつけてから嘔吐をしています。

よく緊急で運ばれてくる子のご両親からお聞きします。

原因として最も多いのは、

「脳震盪」です。

これは一時的なものなので、後遺症はよっぽど残りません。

次に、
「脳出血」となりますが、ぶつけた程度なら、めったになりません。

では、小児科医はどのように緊急度を判断しているのでしょうか。

もちろんまずは、「本人の見た目」です。

  □意識は大丈夫か。
  □目線がしっかり合うか。

がとても重要です。
ご両親でも簡単に分かるので確認しましょう。

また重症かどうかの基準としては、

  □けいれんがある。
  □頭の変形がある。
  □手足の動きが悪そう。
  □5分以上意識がない。
  □何回も嘔吐している。

といったところが大切です。
一つでも当てはまれば、出血の可能性が出てくるので、
早めに病院へ受診しましょう。

また、頭をぶつけてから、「8時間」何もなければ、
よっぽど問題ないと言われています。

ですので、逆に「8時間は注意」してみてあげましょう。

③水分は採れていますが、受診した方がいいですか?

6歳以上になってくると、体も大きくなり、
「余力」が付いてきます。

嘔吐があまりひどくなく、水分も少し採れているなら、
1-2日程度様子を見ることはできます。

しかし、数日たっても改善しなかったりする場合は、
「脱水症」になる可能性もあるので注意しましょう。

特に以下のポイントには注意しましょう。

  □唇が乾燥していないか
  □肌が乾燥していないか
  □涙は出るのか
  □おしっこは出ているか

これのどれか一つでも当てはまれば、病院へ受診しましょう。

④「嘔吐」と「腹痛」があります。

これは先ほども説明したとおり、

「感染症」、「虫垂炎」、「精巣・卵巣捻転」

などの可能性があります。

特に熱がある場合は、「感染症」「虫垂炎」
熱がない場合は、「精巣・卵巣捻転」
の可能性が高くなります。

特に突然発症の「腹痛」+「嘔吐」は、
危険な病気の可能性があるので、一度病院に受診しましょう。

逆に「腹痛がない」場合は、

「片頭痛」「脳腫瘍」

などの頭関連の病気の可能性もあります。

「周期性嘔吐症」は腹痛があったり、なかったりするので何とも言えません。

気になることがあれば早めに受診しましょう。

⑤どんなことに注意すればいいですか?

これはよく聞かれます。

ご家庭で、お子さんが嘔吐をすると不安になりますよね。

まず、確認してほしいポイントとしては、
「吐き方」です。

  □いつから吐き始めたか。
  □どのように吐いているか。
  □どのくらい吐いているか。
  □何色の吐物か。

まずはここを確認してください。

「突然の嘔吐で、大量の嘔吐を何回もしている」
これは重症なので、すぐに病院へ行きましょう。

また、真っ赤な血が混ざっている場合も、
出血が続いている可能性があるので、すぐに受診しましょう。

あとは何といって、「脱水に注意」です。
体が大きくなり、多少余力があるといっても、子どもは子どもです。

大人よりもすぐに脱水になるので、
少しでも心配があれば、すぐに受診しましょう。

◎まとめ

体が大きくなる分、余力が出てくる。

「突然の嘔吐」も、前からの嘔吐」も危険な病気の可能性がある。

あまり無理せず、気になることがあれば早めに受診しましょう。

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